ご挨拶

JHリトリート2025
理事長 間野 博行
国立研究開発法人国立がん研究センター(NCC)
JHリトリート2025の開催準備を担当しています国⽴研究開発法⼈国⽴がん研究センター(NCC)理事⻑の間野でございます。JHリトリートは6つのナショナルセンターの特に若⼿の研究者‧医療者が研究成果をお互いに発表し、専⾨分野以外の研究についても直接聞き、交流することを⽬的としています。第⼀回は、2023年4⽉にJH(国⽴⾼度専⾨医療研究センター医療研究連携推進本部)が主催し東京国際フォーラムにて開催されました。第⼆回⽬以降は各センターが輪番で当番となり毎年春に開催することがJH理事⻑会議で決定され、2024年4⽉に国⽴国際医療研究センターが主催して第二回JHリトリートが開催され、大変活発な意見交換がなされました。優秀演題には理事⻑賞とJH本部⻑賞が授与され、若⼿を⿎舞する良い機会となっています。
第三回JHリトリートは私共NCCが開催させていただくことになりました。今回は現在の医療界の重要なトピックスである「ゲノム解析が切り拓く新たな医療の展開」をメインテーマに掲げています。がん医療の分野では、2019年からがん遺伝子パネル検査が保険収載され、既に10万人を超える患者さんが利用しています。がん以外の分野でも診断・予防にゲノム情報が広く活用する時代となりました。ゲノム解析の医療展開について、6NCで活躍するリーダーの先⽣⽅に最新の知⾒を講演いただくとともに、前回同様若⼿のポスターセッションを開催します。各NCに所属する若⼿研究者‧臨床スタッフの皆様から多数の応募をお待ちしています。
ポスターセッションでは、JH若⼿研究課題や6NC-EHRs課題についても発表いただくことになっています。会場は東京都中央区のNCC築地キャンパス内の研究棟・管理棟を予ポスターセッションの発表は若⼿ですが、指導者の皆様をはじめ多くのNC職員が参加されることを期待いたします。本リトリートがセンター同⼠の研究交流の機会となり、新たな共同研究やJH若⼿研究課題の⽷⼝にもなることを期待します。2025年6⽉7⽇に会場で皆様にお会いすることを楽しみにしています。