ご挨拶

中釜 斉理事長

JHリトリート2025

理事長 中釜 斉

国立研究開発法人国立がん研究センター(NCC)

 JHリトリート2025の開催準備を担当しています国立研究開発法人国立がん研究センター(NCC)理事長の中釜でございます。JHリトリートは6つの国立高度専門医療研究センターの特に若手の研究者・医療者が研究成果をお互いに発表し、専門分野以外の研究についても直接聞き、交流することを目的としています。第一回は、2023年4月にJH(国立高度専門医療研究センター医療研究連携推進本部)が主催し、第二回は2024年4月にNCGM(国立国際医療研究センター)が主催して開催しました。前回開催時は合計179演題と多くの参加をいただき、会場は熱気に包まれました。優秀演題には理事長賞とJH本部長賞が授与され、若手を鼓舞する良い機会となりました。
 JHリトリートですが、第二回目以降は各センターが輪番で当番となり毎年春に開催することがJH理事長会議で決定され、私共NCCが第三回目を開催させていただくことになりました。今回は現在の医療界の重要なトピックスである「ゲノム解析が切り拓く新たな医療の展開」をメインテーマに掲げ、NCで活躍するリーダーの先生方に最新の知見を講演いただくことにしました。同時に前回同様若手のポスターセッションを開催しますので、各NCに所属する若手研究者・臨床スタッフの皆様から多数の応募をお待ちしています。ポスターセッションでは、JH若手研究課題や6NC-EHRs課題についても発表いただくことになっています。会場は東京都中央区のNCC築地キャンパス内の研究棟・管理棟を予定しています。NCC以外の職員の皆様には当センターを見ていただく良い機会かと考えています。
 ポスターセッションの発表は若手ですが、指導者の皆様をはじめ多くのNC職員が参加されることを期待いたします。本リトリートがセンター同士の研究交流の機会となり、新たな共同研究やJH若手研究課題の糸口にもなることを期待します。2025年6月7日に会場で皆様にお会いすることを楽しみにしています。